年齢差が大きいと結婚ビザの審査に影響する?
この記事は行政書士西田直之が作成しました
年齢差が大きくても結婚ビザは取れる
年齢差が大きいからといって結婚ビザがもらえないことはありません。しかし、審査に影響を及ぼし、年齢差が近い夫婦が結婚ビザの申請をする場合よりも審査が厳しくなり、準備をより慎重に行うことを要します。
結婚ビザを申請すると「結婚の真実性」についての審査があります。つまり偽装結婚でないかどうかです。統計上、年齢差が大きい場合には偽装結婚の可能性が高い傾向があることを根拠に入管の審査が厳しくなります。弊所では10歳以上の差がある夫婦は審査が厳しくなり、20歳差の夫婦は極めて厳しくなると考え、書類を作成しています。
年齢差が大きい夫婦の結婚ビザ申請ポイント
年齢差が大きい夫婦が配偶者ビザの申請書類を作成する際に特に気を付けたいポイント紹介します。
特に偽装結婚を疑われるような状況にない夫婦の場合には写真は3枚程度でも許可されることがありますが、年齢差が大きい夫婦の場合にはできるだけ多く、少なくとも10枚以上は提出するようにしてください。写真を撮るのが嫌いなので無いといって、写真を提出せずに申請してしまうと、許可をもらうことが非常に難しくなります。
もしこれまでにあまり写真を撮ってこなかったという場合は、今からでも良いので申請までに写真を追加撮影することをお勧めします。
また、写真の内容も重要です。
- 両親や親戚と一緒に写った写真
- 結婚式の写真
- 両親とテレビ電話した際のスクリーンショット
お二人で写った写真以外にも上記のような写真があると審査に有利にはたらきます。
LINEや微信、メールなどのメッセージ記録のスクリーンショットも結婚の真実性を立証する資料となります。日付がわかるようにし、知り合ってからから結婚までのものをなるべく時期をばらけさせたものを選びます。ただし、会話内容にも注意が必要で、内容がブラックジョークのような内容で、例え冗談でも違法な事をやっていたと疑われるような誤解を抱くような内容の会話は選ばないようにします。
- 年齢差について前向きに考えていることがわかる内容
- なぜ結婚しようと思ったか
上記のような会話がある場合には積極的に提出することで結婚ビザの審査に有利にはたらきます。
結婚ビザの申請に必要な書類の中に「質問書」があります。「質問書」では夫婦の結婚までの状況についての質問が記載されており、日本人側が答える形式になっています。その中に「結婚に至った経緯」について回答する欄があります。そこに出会いから結婚に至るまでの経緯を詳細に書きます。年齢差が大きい夫婦の場合は特に丁寧に説明することを要します。「結婚に至った経緯」を記入するために設けられたスペースは限られています。年齢差が大きい夫婦が「結婚に至った経緯」を説明するには不足するはずです。そこで別紙にて「申請理由書」を作成し、そこに「結婚に至った経緯を記入します」
申請理由書の内容は審査官の「なぜ?」と思うポイントに対して詳しく書くことが重要です。
- どのようなきっかけで出会った?
- 年齢差についてどのように考えているのか?
- 年齢差が大きくても結婚をしようと思った理由
結婚ビザの申請書や質問書などの書類を作成する際には、審査に不利になるような事実がある場合であっても隠したり、事実と異なることは絶対に書かないでください。記載内容に違和感が有り、審査官に疑念を抱かれると不許可になる恐れがぐんと高まります。審査官は我々の想像以上にしっかりと書類を見ています。また書き間違えも同じく疑念を抱かれる原因となりますので慎重に書類を作成するようにしてください。
その他審査に影響する事情はありませんか?
年齢差が大きいこと以外にも結婚ビザの審査に影響する事情がある場合にはそちらにも注意しながら申請準備をする必要があります。
- 離婚歴が有る
- 不倫状態から結婚に至った
上記は一例ですが、このような事情がないかどうか、確認しておくことが重要です。
絶対に失敗したくない場合は行政書士にお任せください
夫婦の年齢差が大きい場合の結婚ビザの申請は難易度の高い部類になります。ご自身で申請をし、ご自分でも気がつかないまま、誤解を生むような書類の書き方をしていたり、立証書類が不足していたりして不許可になるということも考えられます。
そのようなことを未然に防ぐために、ぜひ弊所サービスをご利用ください。
弊所では年齢差が大きいご夫婦からのお問い合わせやご依頼を多く受けてきました。ご夫婦の状況に沿った提出書類を作成し年齢差が多くても結婚ビザが許可される申請書類を作成することができます。
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年齢差が大きいが結婚ビザに絶対失敗したくないという方ぜひご連絡ください。