【永住許可申請】理由書の例文・書き方

永住許可申請理由書

永住許可申請書の中で「永住許可を申請する理由」を記入する欄があります。
この欄は2行設けられていますが、詳細に理由を書くには足りないかとおもいます。
そこで、別紙理由書を用意した「永住許可を申請する理由」の例文と書き方を説明します。

目次

永住許可申請理由書の書き方

永住許可申請の理由書に書く内容

「永住許可を申請する理由」に記載する主な内容を紹介します。

  • 来日からこれまでの経緯
  • 仕事・職場での状況
  • 申請することとなった理由

これらについて理由書に簡潔に記載していきます。
A4の用紙に2枚程度に収まるように書きます。

理由書を書く前に知っておきたいこと

永住許可申請における理由書は、申請人が来日してからこれまでの経緯について入管に理解してもらう為には確かに重要な書類です。
ですが、最も重要なことは永住許可の要件をクリアしているかどうかです。
つまり、どれだけ見栄えの良い理由書を作成したとしても永住許可の要件をクリアしていなければ許可されません。
対して配偶者ビザの申請で添付する理由書は、許可に不利な状況(例えば偽装結婚が疑われる状況)があった場合に、理由書で説明し、各資料を添付することで、理由書が許可に有利に働くことがあります。
しかし、永住許可の理由書ではそのようなことは期待できず、永住許可を受けるには要件のクリアが大前提となります。

永住許可申請理由書の例文

永住許可申請における理由書の例文をご紹介します。

法務大臣殿

理由書

私は、**籍の***と申します。今回の永住許可申請において、これまでの経緯と申請理由について説明させていただきます。

来日してから現在までの経緯について

私は、**にある大学を卒業後、****年に来日しました。来日後は、**専門学校で日本語を学びました。その後、**大学**学科に入学し、**についての専門的な知識を修得致しました。****年に**大学を卒業した後は、株式会社****に入社し、現在に至ります。

仕事状況について

私は現在、****株式会社の****として勤務しております。

私は入社してから**年以上が経過しており、大学で学んだ**についての専門知識を最大限に活かすことができ、仕事にやりがいを感じております。

今後も、同社の発展に貢献し、ひいては日本の国益に貢献できればと考えております。

申請理由について

 私は日本で暮らし始めて**年が経過しております。

年収については、**年**月から勤務している****株式会社の月給が約***万円であり、賞与が年に約**万円であるため、今年度は***万円程度になる見込みです。さらに預貯金は約***万円あります。そのため、現在の給与や預貯金の額などから今後も日本で生活していくうえで経済的な心配はなく、来日してから現在まで税金を滞納したこともございません。

日本で暮らしていく上で、今回身元保証人になって下さった、****さんには大変お世話になっております。****さんは、私が以前通学していた****専門学校の在学中に知り合った友人であり、そのときから大変良くしてくれています。その後、私が就職した今でも、仲良くお付き合いをさせていただいております。****さんや職場の同僚たちに支えられて、今の私がいます。

現在、私の生活の基盤は日本にあります。今後も日本国の住民として法律を守り、勤勉に働き、誠実に暮らしていく所存であります。。

 

以上のような理由で、「永住者」の在留資格を申請致しました。何卒、ご許可を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                                             令和  年 月 日

                                            申請人    

永住許可申請の理由書サンプル

永住許可申請の理由書をA4用紙2枚に収めると下記サンプルのような形になります。

永住許可申請理由書のサンプル
永住許可理由書サンプル
永住許可申請理由書の例文
永住許可理由書サンプル
2年以内に社会保険の納期にに1度だけ遅れています。すぐに気づいて納付したことを理由書で説明すればカバーできますか?

永住許可のガイドラインでは社会保険料については原則直近2年は審査対象になります。この期間内に滞納がある場合には理由書で反省を示したとしても、許可は難しいでしょう。

永住許可の理由書は手書きでないといけませんか?

永住許可で使用する理由書は手書きでも、PCでWord等を用いて作成してもどちらでも構いません。

私ども行政書士事務所にできること

弊所では永住許可申請のサポートを行っております。
永住許可申請で必要になる理由書に何を書いて良いかわからない、という方ぜひご相談ください。
申請書類の収集・作成、入管への申請取次すべてサポートいたします。

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